書かねばなるまい

先日のスポーツ新聞では

「三代目 代打の神様襲名!」


私もそうなるものと思っていた。



2005年9月28日。


その日神戸で授業を終えた私は、タクシーで甲子園へ向かった。

甲子園の廻りには、球場に入れない阪神ファンで溢れかえっていた。

人混みの中をかき分け、レフトスタンドに入ると観客は総立ち状態だった。


ゲームは終盤8回裏。

9回ツーアウト。

ピッチャー久保田。

ジャイアンツの阿部選手の打った打球がレフトへ飛んだ。

ウイニングボールをレフトの金本選手がつかんだ。


阪神の優勝が決まった瞬間だった。


私は金本選手のちょうど真後ろにいた。

ウイニングボールをつかんで万歳しながら走っていく金本選手。

あの瞬間が今にも目に焼き付いている。




その金本選手が今日、引退を発表した。


打撃だけならまだまだやれただろう。。。

ファンの一人としてとても残念だし寂しい気持ちでいっぱいだ。


我が家のタイガースルーム。


その中心に、額に入った金本選手のサイン入りユニフォームがある。

これは2008年4月18日、金本選手が2000本安打を達成したことを記念して発売された限定ユニフォームだ。

我が家の宝物である。

我が家に遊びに来た阪神ファンは皆手を合わせる。

帰宅後改めて眺めた。

すると気づいた。

金本選手のユニフォームに並んで、檜山選手、矢野選手のパネルが並んでいた。

矢野選手はすでに引退している。

残るは檜山選手。


同年代の選手が引退すると、やはり思うところがあるだろう。

しかし、なんとか頑張って続けて欲しいと思う。



金本選手には、いろいろ興奮と感動をもらった。

本当にありがとうと言いたい。

引退後はいろいろな道があるだろうが、またいつの日か指導者としてユニフォームを着て帰ってきて欲しい。

ヒッティングマーチはこっちやな。

打球がライトスタンドを ひとまたぎ

それ行けチャンスだ金本 燃えろ金本

かっとばせ〜 金本