林先生祭り

ホテルにて。

目覚めにテレビをつけたら、いいとも増刊号に「今でしょ 」の林先生が出てた。

もう引っ張りだこやね。

黒板を使って、タモリはじめ出演者に「本の面白さ」を講義するみたいな内容だった。

本を読む時に、「作者の顔を見ながら読む」というのは面白い提案だと思った。

これは1万冊以上本を読んできたという林先生の独断によるものらしいが、イケメン作者とブサメン作者とでは、文の表現が変わるというものだった。イケメン代表者に志賀直哉、ブサメン代表者に武者小路実篤をあげて、具体的な作品を例にとって「モテる作者がかくとこうなる」「モテない作者だからこそ、この表現」など説明されていた。今まで、そんなことを意識して文学作品を読んだコトがなかったので、なかなか興味深かった。

特に武者小路実篤の「友情」のピンポンのシーンの解説はとても面白かった。

夜、仕事から戻って「あすなろラボ」という番組を観た。この番組自体先週知ったのだが、先週たまたま観たら、林先生が出てた。高校や中学をドロップアウトしてヤンキー化した子らを相手に、ヤル気を出させる!という挑戦企画だった。

一体どうなるんや?

と思ってみてた。話の途中で机にふせて爆睡モードの生徒もチラホラ。やりにくいやろなぁ、と思いながら、まるで自分が授業しているかのごとく入り込んでみてしまった。

林先生曰く、負ける人には3つの共通点があると。

情報不足、慢心、思い込み

うーん、確かにそうかも。でもこの3つは負ける共通点といえる他に、伸びない人の共通点でもあるかな。

少ない情報、狭い視野、自分が見えてる世界の一部をすべてにひろげて一般化してしまって、世の中全部をみた気になってたり。

そういう人って伸びないよね。

そういえば、香取慎吾がドラマの台詞で言うてたっけ。



一番 つまらないのは、自分に見えていることだけで 物事を決めつけちゃうことだと思います




ちなみに今日は東進の英語の安河内先生だった。画面の前で、

「頑張れ!安河内先生!」

と応援!同業者っていうのも手伝って、ドキドキしながら観入ってしまった。来週は林先生の第二弾があるみたい。でも予備校講師というのは、生徒をやる気にさせること「も」仕事の一部だが、あくまでも本業は生徒の成績をあげること。なので、この企画を「やる気にさせるセミナー」など自己啓発セミナーを本業としてる人がやればどうなるのかみてみたい。


林先生とはお会いしたことはないが、画面から伝わるのは仕事に対する真面目さと、何よりも謙虚さ。 林先生自身も、今の状態は一時的なもので、まもなく本業に戻ると言っておられるが、何にでもチャレンジしようという姿勢は見習うべきところが多い。

過去にイロイロな分野で活躍してる人に出会ってきたが、できる人ほど謙虚なんやね。これが何故か共通している。逆にできない人、ダメな人ほど傲慢で、大口で、相手を見下そうと必要以上に自分を大きくみせてアピールする。若いうちは、まあ、あるかもって気もするが、経験を重ねてある程度の年齢になった大人がそんな感じだと痛い。無惨。

さあ、気がつけば6月ももう終盤か。今月は記憶がないくらいあっという間だった。早かったわぁ。7月1週目で、大体の予備校は1学期が終わる。ゆえに6月が終わるということは、1学期終了のお知らせだ。今年は1学期終了後の一週間の休暇もなく、間髪入れず夏期講習スタート。50日間くらい休みなく、一日90分授業を5〜6コマこなす。体力は余裕なんやけど、またバネ指再発が怖いぞ。

受験生にとっては勝負の夏やね。

悔いのない一日一日を過ごしましょう。

頑張れ、みんな!ついでにオレも!笑