危なかった。
先日マイポルシェがドアコツンされた。
ドアコツンとは隣の車のドアが開いたときに、隣の車にコツンとぶつけてしまうことをいう。
実はそれだけでも車のボディはへこむ。
私の場合はえくぼほどのへこみが出た。
そこで先日のブログでも書いたが、すぐさま近くの修理屋に持って行って見積もりをとってもらった。
修理代38000円
コチラに過失がないのに無駄な出費だ。
ディーラーに持って行くのも面倒だし、当該修理屋は朝車を預けて夕方には修理は終わるという。
その手軽さと、早く直したいという想いから、私は即「じゃあ、土曜日に持ってきますから」といって、書類を書いた。
それが2日前の話。
さて実はその時に少し引っかかることがあった。
それが以下の会話だ。
(私)「38000円!?そんなにかかるんですか??」
(修理工)「ええ、やっぱり外して、作業せなアカンし、この部分(凹んだ箇所)だけ塗装するわけにはいきませんのでね、やっぱり全体塗装せんとあきませんねん」
(私)「(サイドボディを)外さんとあきませんの!?」
(修理工)「ええ。お客さんの車、オープンカーでしょ。ちょっと外さないと(凹んだとこまで)手が届きませんわ」
(私)(少し黙考してから)
「38000円という値段は全部塗装するから、そんなにかかるんですよね?」
(修理工)「そうですねん」
(私)「そしたら、塗装はいいですから、板金だけ(つまり凹んだところを後ろから叩いて直す)でできませんの?」
と、このような会話の後、修理工はいろいろと専門的な言葉を並べて、板金だけではダメで、塗装もしなければならないという説明をしてきた。
話してて段々面倒くさくなってきたことと、値段が微妙なところだったので、いったんはそこで折れて、お願いすることにして帰宅した。
私の心もそこの修理屋で直してもらうことで固まっていた。
そして昨日。
一応、ことの成り行きをディーラーに報告しておこうと思い、電話をかけた。
すると私を担当するディーラーは、
「それはまずいです!!!とにかくいっかいコッチ(ディーラー)に持ってきてください。」
という。
なぜかと私が訊くと、ディーラーの説明では、
恐らく街の修理屋には、ポルシェで使われている塗料と同じものはない。従って、よく似た色を使って塗装をするはずで、出来上がった最初はそれでいいかもしれないが、時間が経てば必ず色が微妙に変わってエライことなる。
ということだった。
なるほど、塗料か。納得できる説明だ。
そこまで考えてなかった私は、ディーラーに訊いてみた。(ちなみにこの時点で、私はすでに修理屋ではなく、ディーラーに車を預けようと考えを変え始めていた)
(私)「じゃあ、同じ作業をそちら(ディーラー)でやってもらったとして、いくらかかるんですか?」
当然気になるところだ。
すると答えはこうだった。
20万円くらいになります
えぇ!!!!!
んなアホな!!!!!
思わず電話口で叫んでしまった。
修理屋38000円、ディーラー20万円。
ち、ちがいすぎる・・・・・
ここで心が揺れ始めた。
ど、どうしよう????
するとディーラーがこのような提案をしてくれた。
「色塗らんと、板金だけしましょう」
おぉぉ!それは私が修理工に提案して却下された方法だ!
気になるお値段は・・・・
(ディーラー)「そうですねえ。3万はかからないと思います」
なぬぅ!?
めっちゃ安いやん!!!
決定!!!!!
ディーラー > 修理屋
そして今朝、車をディーラーに持って行った。当然修理屋には断りの電話を入れて。
車を預けたあと、高校時代の友人と合流して食べ歩き。
夕方頃別れて、西宮のディーラーに向かった。
すると車は完璧な仕上がり。
明細をみた。
15000円
なぬぅ!?
安いやん!!!
ディーラー曰く、塗装も全くはげてなくて凹んでいただけだそうだ。
故に修理内容は、板金のみ。だからこの値段で済んだのだ。
もし、修理屋に持って行ってたらと思うとゾッとする・・・・・
いやあ、助かったわぁ・・・・
危ない危ない。
やっぱり頼りになるのはディーラーやわ。