アルバイト

先日東京のアカモから、

なんかおすすめバイトあったら教えて下さい!

という連絡をもらった。


それをきっかけに、自分が過去にやったバイトを思い出していた。


いろいろやったなあ。。。


もう忘れているものもあるかも。

生まれて一番はじめにやったバイトは、たしか甲子園の売り子だったと思う。

春の高校野球開催中だけのド短期バイトだ。

「ジュースにサイダーサンドウィッチにポップコーンいかがですかぁ?」

って声枯らしながら汗だくになって売っていたのを記憶している。

完全歩合制だった。

たしかポップコーン300円を一個売ったら30円、みたいな感じだったと思う。


過酷やったなあ。。。


バーテンの仕事も結構長い間やった。

おかげで、カクテルや様々なビールについての豆知識をもつようになってしまった。

今でも家にシェーカーあるもんね。

本人は下戸なんやけど(笑)

しかし何といっても一番面白かったのは塾講師かな。

当時は中学1年から3年までの英語と社会を教えていた。

初めて研修に行ったとき、先輩の授業見学をしたときのことが忘れられない。

大学1年生の頃。

先輩は4年生だった。

私は講師経験は全くなかったのだが、なんとなく「できる」ような気がしていて、根拠のない自信を持っていた。


しかし私の根拠のない自信は、先輩の授業によって見事に打ち砕かれた。

むちゃくちゃ授業がうまかった。

根拠のない自信はすぐに、これは俺にできるのか!?という不安に変わった。

初めて授業をしたときに、その先輩が教室の一番後ろで授業見学してくれていた。


授業をする前に先輩からアドバイスをもらった。

そのアドバイスはたった一言、

とにかく大きな声でね。


だった。


汗だくになりながら、人生初の授業が終了した。

とにかく一生懸命やった。

たった1時間の授業だったのだが、喉がカラカラになった。


授業後、別の教室に移動し、先輩に自分の授業の感想を聞くことになった。

そこで先輩から言われたことはたった一言だった。

○○先生、うまいやん!絶対大丈夫!


今から思えば、決してイイ授業ではなかったと思う。

乗せられやすい私は、この先輩のひと言で「よし!できるんや!」と思えるようになった。


もしあの時、先輩から細かなダメ出しをたくさんされてたら、現在の職にはなかったかもしれない。

実際ダメ出ししようと思えば、山ほどあったに違いない。

それを先輩は「上手いやん!」と自信をつける方へ持っていってくれた。


感謝やね。


結局、その塾には4年間お世話になることになった。


忘れられないバイト先やわ。