湯浅へ

今日はツレのボンの納車の為、朝からボンを拾ってポルシェセンターへ向かった。

いやぁ、納車式って嬉しいね。

人生の門出に立ち会わせてもらった感じだ。

マイポルシェが赤でボンが白。

紅白の目出度いクルマでの初ドライブは雨のバッドコンディション。。。

オープンにして海沿いを走る計画を撤回して、和歌山の湯浅に向かった。

紀ノ川SAで昼食をとって、目的地に電話を入れた。

角長本店

この夏から急激に興味が出てきた醤油のお店だ。

そこに醤油資料館があるというので見学に行こうというのだ。

平日は電話予約が必要で当日でも可能。

電話すると、「14時から団体予約が40名入ってますが、それでもいいですか?」ということだったので、向かうことにしたのだ。

「平日に醤油資料館に団体で40名って、どんな団体や??」

「おばちゃん軍団以外ないやろ」

「予想外のギャルとか 笑」


14時チョイ過ぎて到着。

資料館のド真ん前の駐車場に駐めて資料館に入った。

すると大量に靴が並べられていた。

どうやらスリッパに履き替えての見学のようだ。

1階をウロウロしていると吹き抜けの2階からおばちゃんの声が聞こえてきた。

今からビデオやるんで上がってきて下さい!


2階に上がると、満席状態!

ん?


なんだ?

この集団は??

予想と違うぞ??

高校生か大学生くらいの若い男女と数人の大人の集団。


後できいたら、甲南大学の学生と先生だった。


経営学部とか言ってたかな。。





ビデオ流しながらのおばちゃんの説明は実に面白かった。

醤油の作り方はもちろん、湯浅醤油の歴史などユーモアたっぷりの約20分。



醤油で成功しているところは水が良いらしい。

醤油の淡口や濃口は大豆と小麦の割合で違ってくるのだそうだ。

大豆はうまみ、小麦はかおりを担っている。

淡口醤油は大豆(うまみ)2:小麦(かおり)8

濃口醤油は大豆(うまみ)5:小麦(かおり)5


この比率を大豆(うまみ)8:小麦(かおり)2にすると溜まり醤油が出来るのだそうだ。

さら塩を入れると淡口になる。

だから淡口になればなるほど塩分濃度が高い。

本店で買った醤油。


原材料は「大豆 小麦 塩」。



我が家のキッコーマンをみてみると、

原材料は「脱脂加工大豆(遺伝子組換えでない)、小麦、食塩、大豆(遺伝子組換えでない)、アルコール

な、なるほど。。。。

これ以上は言うまい。。。。

まさかのカラメル色素は入ってなかった。

ちなみにキッコーマン本社は千葉県の野田。

そう、あの「野田」だ。

ちなみに銚子に本社があるのがヤマサ。

ヒガシマル兵庫県竜野

湯浅には最盛期で90軒くらいの醤油会社があったそうだ。

しかし現在では角長だけになってしまった。


街並みがとても風情があった。


外で深呼吸をすると醤油の香りがするのだ。

ここはモエニホツアーで来ても良かったなぁ。。


帰宅後、キッコーマンと角長の「濁り醬(にごりひしお)」を豆腐にかけて食べ比べてみた。

するとキッコーマンはかなり味やかおりがきつく、鼻がツーンとする。

角長は凄くまろやかで、豆腐の味を生かしながら、さらに味・かおりを引き立てている感じ。

なるほど!


こういうことか!!


醤油が少しだけわかった今日一日でした。