まだ福岡にいます。
十日恵比寿祭りに行ってきた。
福岡では8日から始まって11日までの祭りだそうだ。
恵比寿祭りは関西では9日10日11日の3日間。
福岡の方が1日多いね。
関西では恵比寿様のことを「えべっさん」と呼ぶ。
これは商売繁盛の神恵比寿様に親しみを込めた関西人独特の呼び方なのだろう。
恵比寿さまにはこんな話がある。
恵比寿様(以下えべっさん)は正しくは「事代主大神(ことしろぬしのおおかみ)」といって、大國主大神(おおくにぬしのおおかみ)の息子にあたる。
大國主大神というのはいわゆる大黒様のことだ。
釣り竿と鯛を手に持ち、いかにも福が来そうで柔和な表情のえべっさんだが、身の上は不遇だった。
生まれてから3歳まで足が立たず、福耳なのに難聴を煩っていた。
そのことが原因で、船に乗せられ捨てられてしまう。
そしてその船が流れ着いた先が、兵庫県の西宮。
なんて切ないエピソード・・・・
あのふくよかな笑顔の背景には、こんな哀しい逸話が隠されていたのかって感じだ。
その西宮ではえべっさんを祀る総本社の西宮神社で、毎年恒例の福男選びの神事が行われる。
開門と同時に猛ダッシュして、230メートル先の本殿までのレースを行い、1番福を争うのだ。 ニュースなどで見たことがある人も多いと思う。
今年は高校3年生が福男になった模様。
彼も受験生なのかな?
福岡の十日恵比寿神社は博多から一駅の吉塚駅駅前の東公園内にある。
立ち並ぶ多くの露天を通り過ぎると本殿が見えてきた。
長蛇の列をすり抜け、福引き券を買った。
初穂料二千円。
なんかもらった。
中身はこれ。
カレンダーやね。
どこかに飾っておこう。
しかし、この笹どうしよう??
オレ、月曜日に大阪帰るんやけど・・・
とっくに祭りが終わった月曜日に笹を持って新幹線に乗って、大阪の町を歩いてたら、
(あいつ、いつまでえべっさんではしゃいどんねん!?)
とか思われそうや。。。
参拝を終え、東公園内をぶらぶら。
するとすぐに巨大な日蓮上人像を発見!!
撮影してると、偶然にも日蓮上人の頭の上にハトがとまった。
波平さん状態になった日蓮上人の撮影に見事成功!
奇跡の一枚。
さらに少し歩くと亀山上皇像を発見!
さらに下から!
さて、ここで(おや?)と思った人もいるだろう。
ヒントは元寇。
思い出した??
そう!
日蓮は「立正安国論」で国難、すなわち元寇を予言し、その元寇時の上皇であったのが亀山上皇なのだ。
像の下には「敵国降伏」の文字が!
ちなみにこの「敵国降伏」の文字を書いたのが有栖川宮熾仁親王。
有栖川宮熾仁親王は初代福岡の知事だって福岡の人知ってた??
いやぁ、充実のお散歩でした。