本日和歌山。
1階の講師室でくつろいでいると、いつも4階にいるHさんが血相を変えてやってきた。
「むっちゃ巨大な蜘蛛がでてん!フマキラーない?」
巨大な蜘蛛・・・・
私のブログを読んでいる人はおわかりだろう。
およそ1ヶ月前。
私は自宅で巨大蜘蛛に遭遇した(http://d.hatena.ne.jp/tokeisan/20110727)。
これは私の経験が生きるかもしれない。
そう思い、「殺すのは待って下さい!」と言いながら、Hさんと一緒に4階の現場へ向かった。
現場へ到着。
問題の教室の周辺では4人の職員(うち女性2人)が、遠巻きにその恐るべき姿を見守っていた。
教室に入った。
いた!
でかい!!!
奴だ!!!
壁にピタッと吸い付くように、そのグロテスクな姿を晒している。
間違いなくアシダカグモだった。
どうしてもどんな蜘蛛か知りたいとい物好きな人は、Wikipediaで調べて下さい。ちょうどいい写真が出てきます。
アシダカグモについてはすでに学習済みだ。
人に対する害はなく、ゴキブリや小ネズミを食べてくれる益虫だ。
だから殺さず!
ここは捕まえて逃がしましょう!
とみんなに提案した。
そう・・・・
あの日私がしたように・・・・・
あの日。
懐中電灯と捕獲用のプラスチック容器を片手に深夜の大捜索を開始した。
実を言うと、以前にも似たことがあった。
その時は我が家の最強の嫁が捕まえて外に逃がしたことがある。
嫁を呼ぼうかとも考えた。
しかし嫁は2階でスヤスヤ睡眠中。
しょうがない。ここは俺一人で決着をつけないと!
捜査開始から1時間。
どこに潜んでるかわからない恐怖。
その恐怖と闘いながらついに奴を発見した!!
でかい!
気づかれないようにそーーーーっと近づく。
ゆっくりとプラスチック容器を近づける。
あと10センチ・・・
エイ!
と壁に向かって容器を押しつける。
すると蜘蛛は想像以上に素早く壁を這うように逃げていく。
速い!
そらそうだ。
あの体長にあの長い脚。
そのまま隣の部屋に逃げていった。
追跡する私。
これを何度か繰り返し、ようやく捕獲に成功!
が!!
蓋が!
蓋が遠い!
片方の手で蜘蛛を捕まえた容器を押さえながら、もう片方の手をめぇ一杯伸ばして容器の蓋をつかもうとする。
しかしあと一歩のところで届かない。
蜘蛛は容器の中で暴れ回っている。
こちらの手を離すわけにいかない。
どうしよう!?
脚だ!
脚を使って蓋を引きよせよう!
うぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!
届いた!!
蓋をキャッチ!!
さあ、あとはタランチュラくんが逃げ出すのが先か、私が蓋をするのが先か。
失敗は許されない。
大きく深呼吸をして精神を集中!
3・・・・・・2・・・・・1・・・
よし!
カポッ!
やた−−−−−−−−−−−!
見事蓋をしたぞ!!!(BGMはロッキーが勝った時のメロディで)
あとは近くの公園まで運んでいってポイ。
タランチュラ君は猛ダッシュで暗闇の中へ消えていった。
さて問題が残った。
それはビリヤードルームに残るタランチュラ君の抜け殻だ。
もう気力も体力も使い果たしボロボロの自分には、抜け殻をどうこうする力は残っていなかった。
そこであとは最強の嫁に任せることにしよう。抜け殻を処理するくらい朝飯前だろう。
早起きの嫁に、いま自分が体験したことと抜け殻処理依頼の件をメモ用紙に書き置きすると、そのまま私は力尽きたのだった。
昼過ぎに目が覚めた。
嫁は仕事に出ている。
綺麗になったビリヤードルームを確認しようと部屋に入った。
すると!
いるやん!抜け殻!なんで!?
夜に嫁に訊いてみた。
すると驚くべき返答がかえってきた。
「わたし、生きてる蜘蛛しか触られへんねん」
えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?
なんなん!?それ!?
普通逆ちゃうん!?
最強の嫁は生きてる蜘蛛はへっちゃらだが、抜け殻はよー触らんというのだ。
というわけで。
あれから1ヶ月。
タランチュラ君の抜け殻はその後どうなったのか!?
実は・・・・・
まだいるんです!!!(涙)
心なしか縮んできたように思うけど。。。。
もう部屋のオブジェと化している。
以上が事の顛末です。
続きを待っていたみなさん。ずいぶん待たせてしまったのは、まだ継続していたからなんです。
さあ、そして今日の和歌山!
また後日書くわ(笑)
もう疲れた・・・