披露宴のサプライズプレゼント!!
高校の同級生が、私達のために贈ってくれた仏像を公開します。
名前は「雲中地蔵菩薩立像」。仏師(ぶっしではなく「ほとけし」)の村上先生と個人的な繋がりのある私の友人が、特別に頼んでつくっていただいたものらしいです。
材質はブロンズ。披露宴の時にハッキリと見えなかった方、および披露宴に来られていない人、これです!!
ブロンズなのでかなり重いです。
しかし、素晴らしい!!!イイ表情をしておられる。我が家の阿修羅像と並べてみました。
部屋を真っ暗にして、懐中電灯で照らしてみたりしたら、ライトがオーラのように広がってむちゃくちゃ幻想的!!
皆さん、ぜひ我が家へ仏像を拝みに来て下さい!!来年の初詣にでも 笑
先ほど制作者の村上先生に、製作工程を教えていただきました。以下が村上先生からの返事です。興味のある方はどうぞ!
お地蔵様の制作工程をなるべく簡単に詳しくご説明いたします。
1.原型は檜を彫って木彫像として制作した。
2.シリコン樹脂と石膏を用いて型取りをし、雌型を造る。
3.雌型に蝋を薄く流し込む。空洞の蝋製の像が出来上がる。
4.蝋の原型に湯道と湯口をつける。
5.中子(なかご)を入れる。
6.金属棒を要所に差し込んで中子を固定する。
7.これを大きめの容器の中にいれ、鋳造用石膏を流し込んで鋳型を造る。
8.ブロックを積み上げて焼成窯を造り、半日以上かけて鋳型を焼成し、蝋を溶かす。
9.土間を掘り、できあがった鋳型を埋める。
10.鋳込み。溶かしたブロンズを湯口から流し込む。
11.時間をかけて放熱した後、鋳型を割ってブロンズを取り出す。
12.湯道を切断する。
13.表面に食いついた鋳型をサンドブラスターで均し、中子をかき出す。
14.鏨と鑢を使ってバリを取り、表面の仕上げをする。
15.懸けられるように背面に穴を開ける。
16.色付けに鉄漿液を焼き付ける。
17.日光に当て、布で磨いて色を落ち着かせる。
18.銅を加工して持物と胸飾り、頭光を造り、取り付ける。
19.桐箱に入れて完成!
以上、鋳造の工程でした。
すごい・・・・すごい手間なんだ・・・・・
いやあ、本当に感謝!!!何度みても素晴らしい!!!!