アートな島&空間

実は土日に直島へいってきた。

直島は瀬戸内海に浮かぶ小さな島だ。

知ってる人も多いと思うが、ここはベネッセが安藤忠雄とともに様々なアートプロジェクトを進めて10年になる。

有名な地中美術館もある。

今回直島へ行ったのは2回目。

一度目は何の予備知識もなく、日帰り、というか半日帰りだったので、完全不完全燃焼だった。


今回は安藤忠雄を神と仰ぐ建築家でツレのKと一緒に一泊二日で行った。

直島は外人や若い人が一杯だった。

宇野港から20分ほどで直島の宮浦港に到着。

着くなり「まさかこの島にこんなモダンな建物が!」っていう建物が出迎えてくれる。

世界的建築家、妹島和世さんの作品だ。

妹島和世さんといえば、金沢の21世紀美術館の設計などでも有名だ。

目を惹くのは赤南瓜。


草間彌生さんの作品だ。

直島ではこのように、島の中に現代アートが突然現れ驚かされる。

それがこの古い田舎の街並みに浮いてるようでとけ込んでいるという不思議な光景を作り出している。

南瓜をもう一つ!


家プロジェクトも満喫できた。

家プロジェクトは古い家屋を改修して、アーティストが家の空間を使って作品化したプロジェクト。

杉本博司氏の護王神社の階段。光のプリズムが美しい!


他にも見所満載だったのだが、とても書ききれないので絞って2つ。

最も面白かったのは南寺。

これは私が好きなジェームズ・タレル氏の作品を安藤忠雄氏が設計したものだ。

一度に16人しか中に入れない。時間は15分。

中は闇。

なので、入館するときは右側からはいる人は常に右手で右の壁に触れながら進んでいく。左からはいる人はその逆だ。

前の人にぶつかったら右手に椅子があって、なんとなく座る。

正面をジーーーっと眺める。

闇だ。

目を開けてるのか閉じているのかさえわからない。

その状態で5分くらい正面を見続ける。

すると目が徐々に慣れてきて、ぼんやりと正面にスクリーンが現れるのだ!

ちょうど映画館のスクリーンを想像してください。

さらに目が慣れてくると、闇の中を歩けるようになる。

そしてスクリーンに向かって歩いていくのだ。

そこでまたビックリ!!

何がビックリかは、自分の目で確かめてください 笑


しかし人間の目ってすごいなあ、と思った。

タレルといえば、地中美術館のオープンスカイが私のお気に入りだ。

地中美術館内は撮影禁止なので画像はないが、もし行く機会があれば、オープンスカイを観るときは一箇所で観ないようにして下さい。

いろんな場所に座って、場所を変えて眺めると、作品が様々に変化します。

もうずーーーっとその場所にいたい感じがした。


家プロジェクトのお気に入りパート2はこれ。



これ「はいしゃ」です 笑

上の写真をよく観ると、鹿の角のようなものが見える。

「歯医者=歯科=鹿」なんでしょうか? 笑

なぜか自由の女神も!!

中にはいると、自由の女神の見せ方が面白いんです!!

大竹伸朗さんの作品。

まさに大竹ワールド全開だ。

他にgrafとのコラボによるラブホみたいな銭湯も大竹作品。

切断された船首と比べると、大竹さん進化してるなあ 笑


直島で宿泊するときは、絶対ベネッセハウスに泊まるべし!!

これも当然安藤忠雄設計。

宿泊者特典というのを至る所で受けれます。

宿泊者しか見学できない作品もあるしね。

今回は波打ち際から20メートルほどで部屋っていうビーチ棟に宿泊。

快適だった。

ベネッセハウスに泊まったら、ホテル主催のギャラリーツアーに参加すべし!

作品の背景や裏話など聞けて、ほんっと勉強になったし楽しかった。

2日目は犬島へ渡った。


現在アートプロジェクトが進行中の島。

第1弾の精錬所が完成し、いま第2弾プロジェクトとして家プロジェクトが進行中だ。

ここも無茶苦茶面白かった!

もう書ききれん!というか書くの疲れた 笑

写真だけペタペタ貼っておこう!

たまたま犬島で妹島和世さんにも出会った。


直島も犬島もどんどん進化しているようだ。

同じ作品でも時間がたつと変化するし。

絶対もう一回いくぞ!!!

面白かったぁ!!!!


余談だがツレのKが直島で買って4日目のiPhoneを落としてしまって、このような姿になってしまった。

これもアート!?



内藤礼さんを意識して、アートしてみた 笑



直島のトイレ。


屋外アート作品。