「爆問学問」という番組を毎週録画してみている。
爆笑問題の2人が、大学の研究室を訪問して、教授の研究に触れながらトークバトルを繰り広げるのが面白いのだ。
教授は文化系・理科系どちらも出てくる。哲学の先生もいれば、ロボット工学の先生や、天文学者、恐竜研究、生命化学、再生医療・・
大学の研究室は象牙の塔などといわれるが、番組を観ていると、その閉ざされた世界をみれるのがものすごく面白い。
是非、進路が決まらない高校生や中学生に観て欲しいなと思う。
さて、前回放送は「早稲田スペシャル」。
早稲田の教授5人プラスワンと爆笑問題の2人、早稲田の学生が「平成の突破力」をテーマに、トークバトルを繰り広げた。
番組の冒頭で「紺碧の空」がかかった。ちょうど今週の福山の授業中に、私が生徒の前で歌ったばかりだった(笑)
番組をみた感想は、「田原総一朗はいらんやろ」だった(笑)
ちょっとしゃべりすぎ!
しかも、何話してるか全然わからんし。
あれはミスキャスト!!!
もっと早稲田の先生の話を聞きたかった。
せっかく哲学者の八巻和彦さんや、経済学者ぶった切りの若田部昌澄さんなんかが出演してたのに。。。それがかなり残念だったし、不完全燃焼かな。
テーマだったはずの「平成の突破力」についても、ほとんど議論は深まらなかったし。
番組の中で、太田光が「数学も信用できない」って言ったときの数学者の高西淳夫さんの動揺ぶりをみて、思わずにやけてしまった。理系の先生は面白いなあ。
「大学生の間だけしかできないことをやってみたい」のような趣旨の発言をした学生がいた。
太田光同様、この発言には私も違和感を感じたし、そうじゃないんだよって言いたくなった。
もし、大学生の間だけしかできないことがあって(そらあるだろうが)、それが社会に出たらできなくなると考えている学生がいるのなら、それは違うのではないかと。
そう考えたら、なんか社会がつまんないもののように見えちゃわないかな?
社会は面白いし、楽しいし魅力的だ。
しかしそのように感じれるかどうかは、いつも自分次第。
自分がどう考え、どう感じて、どう行動するかで同じ時間を過ごしても、同じ空間にいても、結局人生そのものが面白いものになるか、つまんないものになるかはまっぷたつに分かれる。
自分自身の人生を振り返ってみると、大学時代はそれはそれはめちゃくちゃやってたなあ(笑)
恋愛も友達づきあいもサークルもバイトも。大学院に行きたかったので、他の学生にくらべてちょっとは勉強も。
あまりにも濃い大学生活だったので、人より多く5年もいってしまったけど(笑)
大学卒業後(正確には5年生の時)、社会に出た。社会に出てからもめちゃくちゃやってきた。
いろんなことにチャレンジして、失敗して、またチャレンジして、またまた失敗しての繰り返しで(笑)
そうやっていろいろと経験して、様々なことを学んできている。
番組で大隈重信の言葉が紹介された。
諸君は必ず失敗する
成功より失敗が多い
失敗に打ち勝たなければならぬ
わが日本史軍団にも、ドンドンチャレンジして夢に向かってぶつかっていって欲しいな。
田原総一朗が、「今の若い人には夢がない!」なんてわかったようなこと言っていたが、そんなことはない!
少なくとも私が接している学生達は、それぞれみんな夢を持っている。
大学入試は、夢にちかづく為の入口に過ぎない。
私に出来ることは、そんな生徒達を精一杯応援することだ。
あと2ヶ月。
悔いのないようにやろうな。
学問は脳、仕事は腕、身を動かすは足である
しかし卑しくも大成を期せんには
先ずこれらすべてを統ぶる意志の大いなる力がいる
これは勇気である