朝まで生テレビ

金曜深夜にやっていた朝まで生テレビの録画を観た。テーマは「官僚」について。

例によってまともな討論ではなかった。とにかくこの番組は出演者が自分の意見ばかりギャーギャー言うばかりで、他人の意見は聞く耳持たない。だから議論が全く深まらない。この番組というより日本の討論番組はおしなべてそうだ。「たかじんの・・・」も同じ。


朝生が最悪なのは一番自分の意見を言うのが司会者である田原総一朗というところだ。

その司会・コーディネーターぶりはいつも酷いのだが、今回はいつも以上に酷かった。


彼はとにかく人の意見を途中で切る。二者択一を迫る。自分の意見はすべて正しいと思っている。自分と違う意見に対しては大声で「違うって!!」。

テレビを観ていて「えぇ加減黙れ!」って思ったのは私だけではないだろう。


民主党の細野氏に対して、「民主党は対案を出さなきゃダメだ!」と言ったのに対して細野氏が対案を説明しようとすると、「そんなややこしい話はいいって!」と発言を途中で切る始末。


もう万事こんな感じだ。


二者択一を迫るやり方もやめて欲しい。答えを出すには「条件」があるだろう?

例えば仮想田原総一朗をやってみよう。こんな感じだ。

(仮想田原)「どう?明日甲子園で試合やるの?やらないの?」

(担当者)「そうですねぇ。もし雨が降ってグラウンド・・・」

(仮想田原)「(担当者の発言を遮って)そんなややこしい説明はいいの!やるのかやらないのかどっちだって訊いてんだよ!」

(担当者)「いやいや、だからですね。明日の天候が・・・・」

(仮装田原)「(またも発言を遮り)そんなねぇ、なんか難しいことばっかり言ってるから阪神はダメなんだよ!」

だいたいこのパターン(笑)



それから、番組を観ていて気になったのは、誰かが発言を始めると必ず田原総一朗は「んん?」と聞き直す。だから発言者はもう一度同じ説明を初めからやり直す。

その辺自民党江田憲司氏は全く田原氏の「んん?」に対しても意に介さずに淡々と意見を述べていた。慣れてる(笑)