朝早く起きたのでバスで九国へ。
太宰府天満宮はいつも人がいっぱいだ。
毎回驚くのは若い人が多いこと。
例えば北野天満宮へいってもこんなことはない。
オシャレなカフェとかがたくさんあるのかな??
天満宮を抜けて九国へ。
目的はこちら。
最澄没後1200年。
明日が最終日だったので滑り込み。
延暦寺は小学生の頃行っただけだなぁ。
あの時説明を受けた「不滅の法灯」が忘れられない。
信長による焼討ちの時も消えずに灯され続けた法灯。
根本中堂の空間が一部再現されていた。
ここは撮影オッケーゾーン。
「国宝とは何物ぞ
宝とは道心なり
道心ある人を名づけて
国宝となす」
最澄が天台宗の僧侶が守るべき規則や心構えを著した「山家学生式」の冒頭の文章。
ざっくり訳すと、
「国宝というのは何か。
宝とは道を修めようという心である
道心ある人こそ国の宝である」
わかりやすくいえば、金銀財宝ではなく「人」こそ宝だと。
さらに最澄は、
「一隅(いちぐう)を照らす
これすなわち国宝なり」
と言っている。
一隅とは、今いる自分の場所。
一隅を照らすとは、今いる場所で努力を惜しまず、力を発揮する。そうしてそれぞれが光となって周りを照らしていくことで、社会が明るくなっていく。そういう意味かな。
素晴らしい展示品の数々だった。
見どころ満載で勉強になった。
さて、明日から九州で春講習開始です。