先日久しぶりに吉野屋で牛丼を食べた。
吉野屋っていつからあんな箸を使うようになったのか??
割り箸ではないのだ。
そういえば、最近料理屋で割り箸を使わない店が増えてきているような気がする。
洗って洗って使い回しだ。
よく授業で話したりするのだが、日本人には「穢れ(ケガレ)」という思想というか文化がある。
古代に天皇が変わる度に都をつくりかえていったのはケガレによるものだ。
徳政一揆などもこの思想と深く関わる。
ちょっと考えてみよう。
みなさんは、家族同居しているとして、その家族1人1人に割り当てられたいわゆる「マイ箸」というものがあるはずだ。
これはご飯茶碗もしかり。
どれだけ洗ってあっても、人の箸をつかうことに、若干の違和感があるのではないだろうか?
ケガレを感じているのである。
一方ナイフやフォークはどうか?
あまり「マイナイフ・マイフォーク」ってないと思う。
ナイフであれば、別に洗ってあれば違和感なくつかえる。
不思議だ。
つまい西洋のお皿やナイフにはケガレを感じないのだ(少なくとも私は)。
こういう小さなところに、我々日本人の文化気質があらわれる。
さて話を戻そう。
このように、例え家族であっても、人の箸を使うことについて違和感があるのに、ましてや誰がどれだけ使ったか、さらにはどれだけ綺麗に洗ってあるかわからない店の箸を使うことにはかなり抵抗がある。
私だけなのか??
エコなのか、予算削減策なのか、エコにかこつけたケチケチ商売なのかはよくわからないが、こういうサービスの低下はちょっとどうかと思う。
さあ、明日は待ちに待ったおかげ様ブラザーズのライブに行ってきます!