今から73年前の今日、
いわゆる2・26事件だ。
今日のブログはそんなこととはなんの関係もない。
ただ皆さんに「あっ!」とおもってほしかっただけだ(笑)
さて今日は久しぶりに池上曽根遺跡へ行ってきた。
弥生時代中期に最も栄えた環濠集落である。
ここに来るのは14年ぶり。
1995年、この遺跡で大型建物跡と大井戸がみつかった。
そしてこの大型建物の柱の伐採年が、年輪年代測定法により紀元前52年であるという正確な年代まで判明した。
その発掘があった直後にひらかれた現地説明会に、当時勤めていた予備校の生徒達を連れて見学に来たのだ。
周辺は史跡公園として整備されていた。
上の写真が大型掘立柱建物で、東西19.3メートル、南北7メートルで、約80畳の広さだ。
祭祀の場だと考えられている。
下の写真は1階部分で、人が集まる空間といわれている。
そして屋根裏には「閉ざされた聖なる空間」がある。
写真では明るく映っているが、
実際はとても薄暗く、私一人だっとこともあって、
かなり怖かった。
次は弥生の大井戸。
直径なんと2.2メートル!!
これは巨大なクスノキをくりぬいたもの。
ちなみに井戸は女性の象徴(これは世界共通)。
そしてこの井戸の近くに約6メートルの高さの柱が南北に1基ずつ立っている。
この2本の柱の影が面白い。
南の柱の影が、北の柱に向かって寄り添うように伸びていくのだ。
ちょうど男女が寄り添うように。
そのことから、北の柱が男性で、南の柱が女性を示しているのではと考えられている。
北の柱の影が井戸(女性の象徴)に落ちるそうだ。
本当に面白いですね。
竪穴住居も復元!
遺跡を堪能した後は、隣接する弥生文化博物館に行った。
無料で音声ガイドを貸し出してくれるので、
もし訪れることがあれば、借りることをオススメします。
一通りみたあと、ミュージアムショップで勾玉キットを買った。
滑石や紙ヤスリが入っていて自分で勾玉を作るのだ。
お値段なんと300円!!!!
これは安い!!!
さあ、買った買った(笑)
岸和田や貝塚に住んでいる人は近いので、
是非行ってみて下さい。