ムネアツ

昨日帰宅後テレビをつけたら、オーディション番組がやってた。

アキバ系オタク5人組?がデビューしたいのだという。

オタク用語をふんだんに遣い、お気に入りのフィギュアを取り出した。

「ちょっと貸して」と劇団ひとり

ここからはお約束。

ひとりがそのフィギュアを頭からかじってオタクがブチ切れ。

まあ、そんなやりとりをした後、オタク5人衆がダンスを始めた。

いわゆる「オタ芸」といわれる例のダンスをするのかと思いきや、ヒップホップダンスが始まった。

しかもめちゃくちゃ上手い!

後からのインタビューで、5人のうち3人はダンスコンテスト日本一になった強者であることが判明。

まあ、そんな内容だった。

まあ、それはどうでもいいのだが、オタク軍団の言葉で妙に気になる言葉があった。

自分イチオシのアニメを紹介するときのことだ。

僕のムネアツは・・・・

最初、何を言っているのかわからなかったが、どうやら「ムネアツ」は「胸アツ」のことで、「胸が熱くなる」の省略のようだ。

胸が熱くなるほど入れ込んでいるとか、胸が熱くなるほど好きだ、とかいう風に遣うみたいだ。

なんかその言葉の響きが妙に面白かった。


さて、今日は八尾の授業。


なんの話をしていたか忘れたが、確か私がこんな感じのことを話していた。

「このとき義満はどんな気持ちやったんやろな」

そして少し間を置いて、

「きっと胸アツやったやろな」

別に狙っていたわけではない。

ごくごく自然に「胸アツ」が出てしまったのだ。

勝手にこんなホットなワードが自分からでてきたのが、自分のなかでウケてウケて 笑

生徒の中に、いち早く「胸アツ」に反応したのが一人いた。

前から2番目の席に座っているOだ。

「先生、昨日観たんや」といいながら、Oは爆笑。

教室の誰も何がおかしいのかわからない。

私はこみ上げる笑いを必死にこらえながら授業を続けた。

しかし「ツボにはまる」というやつだ。

少し笑いが鎮まってきたなぁ、と思うとすぐに「胸アツ」を遣いたくなる。

「いやあ、この行動は胸アツやわ」

とか随所随所に胸アツを盛り込む。

そのたびにOは肩をふるわして爆笑。

私は笑いを抑えて必死に授業。

いやぁ、ハマったわ。

今日から一週間、「胸アツ」遣いまくろっと笑